あらゆる行動パターンや習慣が種(キッカケ)となり、それによって生じる可能性のこと。
現代においては「唯識」と呼ばれており、阿頼耶識を形成する要因の1つです。
私たちは、成功の種を蒔き、それらを刈り取ることで体験を得ます。
阿頼耶識を開花させるためには、その種子の質をいかに高めるかが大切なのです。
また、習慣づいた行動で蒔かれた種子が、1つの体験を生じさせるとする教えを「種子薫習説(しゅうしくんじゅうせつ)」と言います。
ここから派生したのは、「現行薫種子」という概念。
これは、私たちの身に起こる出来事はすべて、これまでの習慣によるものとする説。
話題を呼ぶ習慣形成についての書籍などは、こうした種子の考え方をもとに執筆された作品であることは言うまでもありません。