これまでの経験則から物事に対する思い込みが始まるわけですが、ネガティブな投影を繰り返しているうちに、なりたい自分や幸福になることから遠ざかっていきます。
思い込み(投影)を別の表現で言い換えるとすれば、「勝手な自己解釈」。
人は第3者の立ち位置からであれば、冷静に物事の真実を見極められます。
しかし自分が主人公である場合、途端に思い込み(投影)する癖が強く出て、嫌な思いをすることになってしまうのです。
精神のバランスを崩すことにもなりかねない思い込み(投影)は、早期に卒業しておかなければなりませんね。
今回は、思い込み(投影)について心理学的な観点から解説します。
人間は、良くも悪くも自己防衛本能の強い生き物です。
出来ることなら、自分の嫌な面は見たくないですし、認めたくもありません。
そんな気持ちが強く前に出た時、人は誰かに自分の短所を投影して逃げようとします。
例えば、あなたが嫌いなあの人。
様々な経緯があったことは確かでしょうが、なぜ顔を見るだけでもイラつくのでしょう?
それは、自分の短所を投影している相手だからです。
嫌い・苦手というネガティブな感情を抱く相手ほど、あなたに似ているということ。
「あの人は誰にでもいい顔をするから嫌い」と思ったのだとすれば、自分にもそういう一面があるのです。
ただそれを認めたくないからこそ、他人を嫌うことで自分を正当化しようとする…。
これが、心理学における思い込み(投影)のメカニズムです。
非常にこわいもので、人間は何ら悪びれる様子もなく、こうした行いやってのけます。
自分勝手な解釈でしかない思い込み(投影)を続けることにより、あなたは「裁く人」になります。
あなたの決めたルールからはみ出す者を嫌い、許すことの出来ない性格になるということ。
そうなれば、心の底から分かり合える友人・恋人・家族をつくることは難しくなります。
人間誰しも長所と短所をあわせ持っています。
嫌いな部分も含めて自分なのだと認めてあげなければ、あなたの心は壊れてしまう…。
思い込み(投影)に支配された人生というのは、甚く悲しいものです。
人間関係のトラブルは絶えず、信頼することもされることもなくなるのですから。
そんな孤独な日々を心底望む人間など、この世には1人もいません。
こうした思い込み(投影)することのデメリットを知った今、未来の自分と向き合うのが恐く感じませんか?
そう思ったタイミングで、自分を変えるための学び・気づきを手に入れに行きましょう。
無意識のうちに行ってしまう思い込み(投影)を減らしていくことで、成功者の豊かな人生を手に入れられます。
一方で、思い込み(投影)を減らすことは難しいことにも気づくでしょう。
その時は、他者と関わる上で、思い込み(投影)を活かした人付き合いをしてみるべき。
「友達に嫌われてしまったな」と感じる時、その原因を必死に考えますよね。
しかし、やみくもに悩んでもヒント・解決策は見つかりません。
このタイミングで、思い込み(投影)を使って思考の転換をしましょう。
「なぜ友達付き合いが上手くいかないの?」とネガティブな感情に囚われるのではなく、「嫌われたと思い込んでいるのはあなた自身で、それは友達の評価ではない」と気づいてください。
対人関係を円滑に進められないのは、あなたが自分自身を受け容れていないからなのです。
あるいは、思うようにいかない人生から逃げ出すために、思い込み(投影)をしているのかもしれません。
思い込み(投影)してしまう自分に気づいた時、人付き合いが途端に怖くなるでしょう。
「こんな厄介な側面を持つ私では、誰にも相手にされないだろうな…」と、マイナス思考に陥る人もいるかと思います。
しかし、思い込み(投影)は、人間である限りはやめられません。
無理に押さえつけようとすれば、一生涯を通して誰とも関わらずに生きるほかないのです。
そうではなく、思い込み(投影)を活用した人付き合いをし、恐怖心を取り除くことを意識しましょう。
True Doorsでは、人間の思い込み(投影)のメカニズムをお伝えしています。
その上で、受講者のみなさんの人生において、思い込み(投影)をマイナスに働かせない方法までを解説していきます。
人間が生きていく上で、他者との関わりを100パーセントなくすことは不可能です。
ならば、少しでも円滑な関係性を築いていけるように努力したいもの。
そうしてTrue Doorsで得た学びは、あなたの財産となります。
特に、思い込み(投影)を活かした人間関係づくりが出来るようになれば、他者との関係性が安定し、あなたにとって有益な情報も受け取りやすくなります。
人間関係が上手くいかずに悩んでいるのなら、一緒に学びませんか。
TrueDoorsとは・・・1)True Doors概要2)言葉の力3)脳の特徴4)阿頼耶識・輪廻転生5)一族のトラウマ6)心とは8)自己肯定感9)私たちを構成するもの10)網様体賦活系(RAS)/認知的焦点化11)思考は現実化する12)原因と結果の法則13)この世界を紐解く