言葉の力は、いつの日もすさまじいパワーを持ち、意図したことが形になります。
これは創世記の『ヨハネの福音書』に取り上げられていますね。
夢・目標を持ち、なりたい自分になるための自己実現を志す人は、知っておきたいテーマであります。
「私には出来ない」「失敗する」「実現不可能」とネガティブ思考になる人は、発する言葉も悪い結果を招くものになりがち。
反対に、「自分ならやれる」「絶対○○になる」「成功するに決まっている」とプラス思考を保持出来れば、言葉の力で良い結果を生むことも出来るわけです。
ヨハネの福音書は、言葉の力を学ぶ上で非常に有効な参考資料です。
特に第1章に記載される内容に、あなたの発言を見直すキッカケとなる文章があります。
まずは、ヨハネの福音書をチェックしていきましょう。
下記で取り上げているのは、口語訳された文章です。
「言」とは、言葉のこと。
それは神とともに存在していた、とヨハネは説いています。
“私たち人類が誕生する以前からすでに、神さまは言葉を使っていた”と捉えられますね。
さらに言葉は、「神そのもの」とも言われています。
絶対的な力を秘めるのは、こうした所以からなのでしょう。
普段から何気なく使う言葉を選ぶことの重要性がわかりますね。
第1節で説いた教えをさらに深堀した一文。
この世で初めに誕生したのは言葉であると同時に、神でもある。
つまり、2つは共生していたという意味合いですね。
これ=言葉。
当て込んだ上で文章を読み上げてみると、私たち人間が暮らしていくために必要不可欠な万物は、すべて「言葉の力」によって誕生したのだと理解出来ます。
生まれてから今日まで、私たちは万物の誕生秘話について知る由もありません。
この世で過ごし始める瞬間から、すでにモノで溢れかえっていたのですから。
しかしヨハネは、万物は言葉によって生み出されたと説いています。
私たち人間は、「命ある者が万物を創造出来る」と考えますよね。
石や貝が自らの意思で物作りをすることは出来ないわけです。
では、私たちの生まれる前は誰が人間の役割を担っていたのか。
ヨハネによれば、それは言葉だとされています。
聖書の考え方に精通していない人にとって、少し難しい話かもしれませんが。
神々と時を同じくして言葉があり、これにも命があったという解釈ですね。
加えて、言葉に宿る命とは、人々にとっての光であるとも言及されています。
さらにヨハネの福音書を読み進めていくと、命の輝きは闇の中でみられるとも記述され、光が絶対に勝つとも説かれています。
(引用: 『口語 新約聖書』日本聖書協会、1954年)
冒頭から言葉の力についてよく理解出来たとは思うものの、なぜヨハネはこんなにも聖書で断言し続けられるのか。
そんなふうに考え込む人も多いのではないでしょうか。
実はこのヨハネ、神の使いである唯一無二の人間なのです。
先に取り上げた聖書の内容、人間に宿る命が光であること、自分は神の使いにすぎないことを伝え、現存する皆に教えが事実であることを知らしめるために誕生した存在。
それこそが、かの有名なヨハネの正体だったわけです。
聖書の中でも第1章6節~8節に関連する内容が記載されています。
また、同章の13節目では、人間が神によって生み出された存在だと説かれていますね。
言葉は神と同等であり、神に生み出された私たちも言葉を使える。
要するに、人間は神の力を持つ言葉を使えるということ。
これが『ヨハネの福音書』で説かれている真実です。
よって、言葉の力について根本的なことから学習するには、この聖書は欠かせないのです。
ヨハネの福音書にあったように、言葉は万物の生みの親。
その効果のほどは計り知れませんね。
多くの自己啓発セミナーでも、「願えば叶う」「毎日言葉にしたことが現実になる」と語られる機会が増えてきました。
これらは根拠なく説かれているのではないということ。
世の中には、実際に言葉の力を体感している人間がごまんといるでしょう。
何事も意図(イメージ)し、願望をそのまま口にすることで、成功への近道を切り拓くことが出来るのです。
日頃の発言の中に、ネガティブワードはありませんか?
なりたい自分になるには、意図した成功イメージを言葉にするのが有効。
True Doorsは、あなたの中に眠る「言葉の力」を呼び覚ますお手伝いをします。
TrueDoorsとは・・・1)True Doors概要3)脳の特徴4)阿頼耶識・輪廻転生5)一族のトラウマ6)心とは7)思い込み(投影)8)自己肯定感9)私たちを構成するもの10)網様体賦活系(RAS)/認知的焦点化11)思考は現実化する12)原因と結果の法則13)この世界を紐解く