ナポレオン・ヒルによって提唱された「思考は現実化する」というフレーズ。
これはつまり、世の中は自分の思ったとおりになるということです。
「私らしさを取り戻したい」という思考さえあれば、そうなります。
思考は現実化するという名言を受けての評価は千差万別でしょう。
中には、「そんなに上手くいくわけがない」と高を括る人もいるかと思います。
ここで思い返してほしいことが1つ。
前回の記事では、『私たちを構成するもの』についてお伝えしましたよね。
人間を形作るのは心と身体ですが、大元となるのはエネルギーです。
思考することにより、描くイメージが脳内に広がるわけです。
そして、それらは1つのエネルギーパターンとして、欲しいものを引き寄せる…。
だからこそ、なりたい自分について思考することにより、それは現実化するのです。
たしかな根拠を提示出来る今、あながちナポレオンの教えがまやかしでないことがわかりますね。
今回は、「思考の現実化」について掘り下げて解説します。
根拠のない一説ではないのに、なぜ人々は思考の現実化を信じられないのか。
それは、難易度の高い夢・目標がなかなか叶わないからです。
ナポレオン・ヒルの提唱する「思考の現実化」には、簡単なものから一筋縄ではいかないものまでレベル別に分かれています。
私は「新しいバッグが欲しい」↓デパートに目当てのバッグを見に行く↓欲しいものが購入出来る(思考の現実化)
このように、市場に溢れているような物を欲しいと思った時、目的の品を手に入れるべく行動すれば簡単に叶いますよね。
上記の例が、最も簡単な「思考の現実化」です。
私は「ケンカした友人と仲直りがしたい」↓友人に話し合う機会をもらう↓ケンカの原因について話し合う↓友人に不快な思いをさせたことを謝る↓和解する(思考の現実化)
対人関係における思考の現実化は、レベル1のようにはいきません。
特にケンカした相手との和解というのは、かなりの労力を使います。
なぜなら、人間には心という目にはみえないエネルギーがあるからです。
しかし、きちんと相手の気持ちを理解しようとする姿勢を見せることで、「和解したい」という思考は現実化します。
これが、レベル2の難易度です。
私は「理想の自分になりたい」↓自己分析を始める↓心理学に強いセミナーに参加↓自分の欠点と向き合い、乗り越える術を学ぶ↓途中で深い挫折感を味わう↓自分を丸ごと受け容れ、理想の自分を手に入れる(思考の現実化)
このように、夢・目標における思考の現実化は、生半可な気持ちでは叶いません。
「現状の自分」と「未来の自分」の姿がかけ離れているほど、努力が必要になります。
己に課した試練を乗り越えられる者だけが、思考の現実化を実感出来ます。
「思考の現実化」の怖さは、ネガティブな考えにも作用すること。
人間は誰しもポジティブな状態を100パーセント保てるわけではありません。
「人生山あり谷あり」ということわざのとおり、時には負のループに嵌ってしまうこともあります。
そんな時に気を付けたいのが、負の引き寄せです。
「2度と会いたくない」と思った相手に出くわすことがありませんか?
どうしてこうも最悪なタイミングで鉢合わせてしまうのか…。
それは、あなたの持つネガティブな思考が現実化しているからなのです。
「理想の自分になんてなれるわけがない」という考えを持った時も同じ。
ネガティブな思考が現実化して、堕落するばかりの自分になってしまいます。
なぜなら、脳内に強く焼き付いた負のイメージが、最も強い意識としてあなたを支配するからです。
思考の現実化を良い方向へ作用させたければ、夢・目標が絶対に叶うと信じて疑わないことが最も重要です。
あなた自身が、理想の姿になれると信じなければ、一体誰が信じられるというのでしょう。
先にもお伝えしたとおり、夢・目標が具現化するのは、ネガティブな思考に支配されず、ひたむきに努力し続けられた人たちだけなのです。
はじめから「出来ない」と決めつけてしまうことで、あなたの中に眠る小さな可能性は、生涯その姿を見せることなく摘み取られてしまう…。
True Doorsでは、誰もが幸福で理想の自分らしさを取り戻せる学びの場を提供しています。
偉人の言葉に込められた真実に目を向け、あなた本来の姿を手に入れませんか。
何事も挑戦する前から疑う・あきらめるのは、非常にもったいないことです。
勇気を出して、あなたらしさを取り戻すために動き出しましょう。
TrueDoorsとは・・・1)True Doors概要2)言葉の力3)脳の特徴4)阿頼耶識・輪廻転生5)一族のトラウマ6)心とは7)思い込み(投影)8)自己肯定感9)私たちを構成するもの10)網様体賦活系(RAS)/認知的焦点化12)原因と結果の法則13)この世界を紐解く